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宣伝会議『ブレーン』が主催するオンライン動画コンテスト「第7回 Brain Online Video Award」(BOVA)の受賞者が、制作の舞台裏を語るシリーズ企画。最終回は、ドリーム・アーツの課題で協賛企業賞を受賞した村田まいです。

村田まい(むらた・まい)|ディレクター

村田まい(むらた・まい)|ディレクター

2018年新卒入社。2018年、JAC AWARD リマーカブル・オブ・ザ・イヤーで中島信也賞を受賞。2019年、若手ディレクターの登竜門といわれるアドフェスト(アジア太平洋広告祭)のFabulous Fiveで最優秀賞を受賞。

―― BOVA協賛企業賞の受賞おめでとうございます! まずは、受賞の感想をお聞かせください。

村田:ありがとうございます! プランナーの山本さんと企画から、制作部とも時間をかけて作り上げた作品なので、スタッフ全員の努力が報われて嬉しいです。

―― 課題テーマや企画は、どのように決めていきましたか。

村田:まずは、山本さんと2人でいろいろな課題で企画案を考えました。企画を並べて見たときに、社会問題に切り込んでいったら深い動画になるんじゃないかという話になり、働き方改革を課題にしていたドリーム・アーツさんに決めました。けっこう早い段階で元になる企画は出ていたんですが、期限ギリギリまで企業にこだわらず企画打合せをして、1周回ってドリーム・アーツさんの課題に戻りました。

―― 演出上の工夫や、特に力を入れたポイントを教えください。

村田:シーン数がとにかく多い企画だったので、1カットごとの尺や場面転換する時の寄り引き、テンポ感だったり、飽きられないように気をつけました。

あと、医師の長時間労働は社会問題として重大なテーマなので、どうしても入れたいシーンでした。スタジオを借りる予算が無かったんですけど、手術室をイメージさせるアイテムとして人工呼吸器だけは借りて、あとは照明さんに手術室の雰囲気をつくってもらうことで撮影することができました。

ただの会議室を手術室に変えてくれた照明さんの技術に、本当に助けられました。

―― 印象に残っている、制作中のエピソードがあれば教えてください。

村田:撮影したけどボツになったカットがあるんです。ひとつは「戦隊ヒーロー」。正義の味方として働きすぎて超過労働になっているように描きたかったんですけど、撮影したものを見てみたらロケ現場にしか見えなくてボツになりました。スタッフにタイツを着てもらって撮ったんですけど(笑)。

もう一つは「猫」です。以前、猫カフェで猫が長時間展示されているニュースが流れていたので、猫が連行されるシーンも考えていたんですけど、急にギャグっぽくなるし、見ている人の理解が追いつかないよねっということでボツになりました。

―― 入社1年目にJAC AWARDで中島信也賞、入社2年目にアジア太平洋広告祭Fabulous Fiveで最優秀賞、そして入社3年目で今回の受賞です。普段、企画や演出で意識していることを教えてください。

村田:企画を考えるときは、最初に一枚のビジュアルとして引っかかりのある画を考えてからアイデアを広げていくことが多いです。JAC AWARDで受賞した作品の時は「急に男性が縄で縛られたらおもしろいかなー」とか、Fabulous Fiveの時は「クラゲが宙に浮いていたらおもしろいかなー」という感じです。

大学のころ、CMをつくる授業で「キービジュアルを一枚考えてポスターをつくる」という課題がよく出ていて、その手法が自然と身についたんだと思います。

あとは、先輩や後輩に意見を聞いて、自分の中で整理して、ブラッシュアップして、というのを繰り返しています。大学のころは自分の作品なんで、人の意見も関係なく、自己満足でいいんですけど。広告はお金を出しているクライアントがいて、その先に広告を見る人がいるので、他の人がおもしろいと思ってくれるか、伝わっているか、周りの人のアドバイスをちゃんと聞くようにしています。

―― ありがとうございました!

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